日銀「日本の課題はデフレ。円高だと困る。円安のメリットの方が大きい。」 ★2
日銀の野口旭審議委員は7日、熊本県金融経済懇談会後の記者会見(オンライン形式)で、日本の課題はデフレや低インフレからの早期脱却であり、円安よりも円高の方が困ると述べた。円安が日本経済にもたらすメリットとデメリットを比較すれば、プラス面の方が大きいとした。野口委員は懇談会の挨拶で、エネルギー等を除いたインフレの基調は極めて低い水準にとどまっているとし、政策課題はインフレの抑制ではなく「デフレあるいは低すぎるインフレからの脱却だ」と述べた。