【みどりの食料システム法】有機農業の耕地50倍へ 東北の農業関係者「絵に描いた餅」
農林水産業の在り方を見直す「みどりの食料システム戦略」の新法が今国会で可決、成立した。30年後に有機農業の面積比率を50倍に拡大するのが目玉の一つ。ただ、販路確保や技術の確立など高いハードルが待ち受け、東北の農業関係者からは「絵に描いた餅」と厳しい声が飛ぶ。有機農業を巡る課題を探った。(青森総局・伊藤卓哉)みどりの食料システム法成立
農林水産省によると、国内の有機農業の面積は2018年時点で耕地面積の0・5%(2万3700ヘクタール)。