都内たばこ店で偽1万円札使用 当時19歳で「特定少年」も氏名公表せず「諸般の事情を考慮」
東京都内のたばこ店で偽の1万円札を使用したとして、東京地検は11日、偽造通貨行使の罪で男(21)を起訴した。関係者によると、男は事件当時19歳で、実名報道が可能な「特定少年」に当たる。地検は氏名や年齢などを発表せず、取材に「諸般の事情を考慮した」として、詳しい説明をしなかった。最高検は「犯罪が重大で、地域社会に与える影響も深刻な事案」を公表の検討対象とし、典型的な事例として、社会的関心が高い裁判員裁判の対象事件を明示した。