【カンニングを禁じる法令はない】大学入試カンニングは「警察に被害届」、文科省が実施要項に明記へ…共通テスト流出受け
大学入学共通テストの受験生が試験中に設問画像を外部に流出させた問題を受け、文部科学省は20日、今年度に行われる大学入試の実施要項に、カンニングなどの不正行為を行えば「警察に被害届を提出する場合がある」と明記する方針を固めた。刑事事件に発展する可能性を示すことで、抑止効果を期待している。共通テストを含む大学入試の日程や運営の取り決めは毎年、高校や大学関係者らによる協議会で話し合い、文科省が6月頃に実施要項として公表している。