仙台市ガス、累積赤字を解消 25年ぶり、21年度決算で
仙台市ガス事業の2021年度決算で、累積赤字が1996年度以来25年ぶりに解消したことが分かった。東日本大震災などの影響で2013年度に最大279億2700万円あったが、設備投資の終了や販売単価の上昇を反映し、14年度から8年連続で確保した黒字分が穴埋めした。21年度の経常利益は43億9600万円。都市ガス販売量は20年度比で微減となったが、ガス料金算定の基となる液化天然ガス(LNG)などの平均原料価格が市ガスの調達価格より高値だったため、利益が増加した。