「ハラスメント対応を」と求めた相談員を免職 公立病院で何が(佐賀県有田町)
佐賀県伊万里市と有田町でつくる組合運営の公立病院に地方公務員の医療ソーシャルワーカー(MSW)として勤務していた40代男性が分限免職処分の取り消しなどを求めた佐賀地裁の訴訟は18日、組合が謝罪の意を示し、訴訟での主張と免職処分を撤回するなどの内容で和解が成立した。院内のハラスメント対応などを担当していた男性は「病院側にハラスメントへの適切な対応を求めたところ、根拠なく業務改善や配置転換を命じられるパワーハラスメントを受け、免職にされた」と訴えていた。