“安倍元総理を守れなかった” 悲劇を繰り返さないために警察庁に新組織誕生 命を守るカギは守る側と守られる側の「絆」
■反省と教訓をもとに、新しい課の誕生
7月、奈良市で起きた安倍元総理銃撃事件は、警察による要人警護の信頼を失墜させました。事件後、警察庁は約30年ぶりに警護のマニュアルを刷新し、都道府県警任せだった警護を抜本的に見直すことにしました。新マニュアルのもとでは、警察庁自ら情報収集を行って警護計画の基準を作成したり、都道府県警察が作った案を修正したりと、これまでとは比べものにならないくらい警護に関する業務量が増えると予想されています。