都内で全日制高校の志望率が7年連続過去最低、通信制志望者は増加…その背景は? 課題は?
東京都内で今春卒業する公立中学校3年生のうち、全日制の高校を第1志望とした割合が、調査を開始した1976年度以降で初めて9割を切った。一方で、校舎に通う必要がない通信制を志望する生徒の割合は増えている。背景にあるのは何か。学びの多様化が進んでいるとも言えるが、課題はないのだろうか。(大杉はるか)都教育庁が実施した進路志望調査(先月12日時点)の結果によると、今春卒業予定の約7万7700人のうち、全日制志望者の割合は89.28%で、7年連続で過去最低を記録した。