【入試】「女性の場合は……」医学部入試で女子受験生差別を行った大学の学長が語った「男子優遇」の理由
「医者という職業は女性に不向きなのか」「女性差別の最たるものではないか」、そんな論争がいまから4年ほど前に沸き起こったのを覚えているだろうか。国立を含む複数の有名大学が、公平公正を期すべき大学入試で露骨に女子受験生を差別していた問題は、実はある事件捜査で偶然明らかになったものだった。その事件を描いたノンフィクション『東京医大「不正入試」事件 特捜検察に狙われた文科省幹部 父と息子の闘い』から、連載第1回前編に引き続き、女子受験生差別の実態をレポートする。