「久兵衛」の敗訴確定 オークラ出店巡る訴訟―最高裁
ホテルオークラ東京(東京都港区)の建て替えに伴い、出店場所をホテル内の片隅に追いやられたのは不当だとして、高級すし店「久兵衛」がオークラに1000万円の損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は16日付で、久兵衛の上告を退ける決定をした。訴えを退けた一、二審判決が確定した。久兵衛側は、オークラが店舗の位置について協議する義務を怠り一方的に指定したため、アーケードの片隅に追いやられ信用や名誉を傷つけられたとして2018年に提訴した。