【経済】広がってきた「ジョブ型雇用」─電機大手から導入の動き、現状は年功色を維持した“日本型ジョブ風”が主流
日本企業で、社員ごとに職務内容を明確にして処遇を決める「ジョブ型」雇用を活用する動きが広がってきた。国際的に人材の獲得競争が激化し、年功序列型の賃金などを特徴とする従来の雇用制度では対応し切れなくなっているためだ。競争力の強化につなげるには、働き手の理解や意識変革を促すことも欠かせない。ジョブ型は2023年春闘でも多くの企業で議論され、企業向けシステムを手がけるパナソニックコネクトは4月から導入すると決めた。