釜石市の"教訓としての"震災誌作成、市長の「市の成果を記載」発言で温度差
釜石市の「震災誌」続く生みの苦しみ 原稿案や編集方針で認識の違い
岩手県釜石市は東日本大震災の発生から復興までの10年間を総括する「震災誌(仮称)」の編集を進めている。こうした記録集の作成は県内初の取り組みだが、原稿案の作成が遅れ、完成は当初予定した2022年度末から23年度にずれ込んだ。◇市長と委員の温度差が浮き彫りに
「市が何をやったのかを押さえたうえで、反省や教訓を見いださねばならない」22年12月、市役所で開かれた震災誌編さん委員会。