【鹿児島】10カ月の娘と妻を刺殺 35歳男に懲役18年 遺族「許すことはない」 鹿児島地裁判決、完全責任能力認める
鹿児島市で2022年1月、同居する妻と生後10カ月の長女を刺殺したとして、殺人罪に問われた同市吉野町、無職男の被告(35)の裁判員裁判判決公判が29日、鹿児島地裁であった。中田幹人裁判長は被告の完全責任能力を認め、懲役18年(求刑懲役20年)を言い渡した。中田裁判長は判決理由で、被告が仕事や育児などに不安を抱える中、上司からの年賀状が届かなかったことから解雇されると考え、妻子との心中を決意したと認定。