【社会】労働者を搾取する「A型事業所」のあきれた実態─労基署も機能しない、まさに「貧困ビジネス」
現代の日本は、非正規雇用の拡大により、所得格差が急速に広がっている。そこにあるのは、いったん貧困のワナに陥ると抜け出すことが困難な「貧困強制社会」である。本連載では「ボクらの貧困」、つまり男性の貧困の個別ケースにフォーカスしてリポートしていく。■事業所側の都合で「早帰り」
「午後の仕事はないので、もう帰ってもらって結構です」駐車場の草むしりを終えて事業所に戻ったところで、職員からこう言われた。