【国際】ロシアで内需回復、政策支援追い風に インフレに懸念も
欧米による経済制裁が続くロシアで、個人消費や建設業など内需に改善の動きが出ている。ロシアが開始したウクライナ侵攻の影響で2022年に景気が悪化した反動増のほか、インフラ投資や政策支援が下支えしている。だがインフレ基調や人手不足が続いており、回復基調が中長期で続くかは不透明だ。ロシアのプーチン大統領は25日の経済会合で経済状況に言及し「22年の落ち込みから完全に回復するだろう」と強調し、23年通年の国内総生産(GDP)が前年比2%以上伸び、2年ぶりのプラス成長になるとの見通しを示した。