高速炉実験施設「常陽」 再開めど1年半延期へ 茨城 大洗
08月18日 19時42分
国が実用化を目指す高速炉の実験施設で茨城県大洗町にある、「常陽」について、日本原子力研究開発機構は、運転再開に必要となる安全対策の工事に想定よりも時間がかかるため、再開の目標時期をこれまでより1年半ほど遅らせ2026年度の半ばとすると発表しました。「常陽」は、原発の使用済み燃料から取り出したプルトニウムを再び燃料に使う高速炉を開発するための小型の実験炉で、先月、運転再開の前提となる原子力規制委員会の審査に合格しました。