【社会】「エアコンなく一日中図書館に」「給食なくなったら栄養足りない」─貧困子育て家庭の“地獄の夏休み”
異常な猛暑が続く今年の夏だが、悪夢は気温だけではない。物価高や電気代の高騰で子育て中の困窮世帯はかつてないほどの苦境に置かれている。この夏休みに何が起きているのか。支援者への取材や当事者の声から浮かび上がった子供の貧困の実情に迫った。「昼食は100円のパンを兄弟で分ける」
困窮世帯の食料問題は自治体も問題視しており、東京都板橋区がコメなどの食料品を無料配布するフードパントリーを先駆けて設置したほか、豊島区でも公民連携で食料品の提供を始めている。