【出自を知る権利】精子提供者の情報を子に開示、民間クリニックで国内初の出産例…「匿名」の不妊治療に風穴
読売新聞オンライン
第三者からの精子を使った夫婦の不妊治療を巡り、「出自を知る権利」に配慮する条件で精子提供者が公募に応じた、国内初の出産例が、今月あったことがわかった。生まれた子が希望する場合は、提供者が面会などに応じることになる。提供精子による不妊治療は長年、匿名で行われていた。超党派の議員連盟が今秋の臨時国会への提出を目指す「特定生殖補助医療法案(仮称)」で権利を認める結論が出ない中、民間の取り組みが先行した格好だ。