政策修正「要件満たされつつある」、正常化へ発言続出=日銀1月会合
Takahiko Wada
日銀が22―23日に開いた金融政策決定会合では、近い将来の金融政策の正常化開始を見据えた発言が目立った。春闘で高めの賃上げが実現する蓋然性が高まっていることに加え、経済・物価情勢が全体として改善状況にあることを踏まえると「マイナス金利解除を含めた政策修正の要件は満されつつある」との意見が出されたほか、物価目標実現の確からしさを具体的な経済指標の確認を通じ「見極めていく段階に入った」との指摘があった。