同性婚を認めない規定は「違憲」 札幌高裁判決 初めての高裁判断 ★2
同性婚を認めない民法や戸籍法の規定は憲法に違反するとして、北海道の同性カップル3組が国を訴えた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁(斎藤清文裁判長)は14日、規定は「違憲」と判断した。その上で、1人あたり100万円の賠償を求めた原告側の控訴を棄却した。同性婚をめぐる訴訟は全国5地裁で計6件の判決が出た。いずれも賠償請求を棄却したが、規定については、この日の東京地裁判決など「違憲状態」が3件、「違憲」が2件、「合憲」が1件と判断が分かれた。