点検で扉開けたら…床がなかった 5.8m下に転落し28歳男性が下半身麻痺 神戸市と業者に1.4億円賠償命令
神戸市役所の設備点検中に転落し後遺症を負った男性(28)が、「安全性を欠いていた」などとして市や派遣先の会社に計約1億9千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10日、神戸地裁であった。天野智子裁判長は、市と会社に約1億4千万円の賠償を連帯して支払うよう命じた。判決によると、男性は派遣社員だった2017年7月、市役所本庁舎3号館にある熱感知器の点検のため、2階と3階の踊り場にある点検口の扉を開けてダクトスペースへ進入。