2040年のコメ需要4割減、生産者は65%減見通し…国産米だけで需要まかなえない可能性
コメの卸業者でつくる全国米穀販売事業共済協同組合(全米販)は12日、2040年のコメの国内需要が20年比で41%減の375万トンに縮小するとの見通しを発表した。生産者は同じく65%減の30万人程度に減る見込み。30年代には国産米だけで需要をまかないきれない可能性があるとし、生産支援を訴えている。日本総合研究所の協力でまとめた「米穀流通2040ビジョン」によると、人口減や高齢化、消費者のコメ離れが需要減の要因。