住宅、教育、老後…50代にのしかかる「おカネの不安」と格差の現実
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人生100年時代の折り返し世代・50代の「懐事情」が厳しい。2023年の総務省「家計調査」によると、50代の平均貯蓄は1705万円と2年続けて減った。収入は下り坂にさしかかり、住宅ローンや教育費の負担を抱えつつ、老後資金の蓄えも……。心配が尽きない50代の「おカネまわり」をデータから探った。家計調査で調べている貯蓄や負債を年代別にみると、世帯主が50代の家庭(2人以上世帯)は23年、住宅ローンなどの負債が平均715万円で、貯蓄は1705万円だった。