バイデン氏、経済で足跡残したが… 巨額の財政出動、大きかった代償
米大統領選から撤退を表明したバイデン大統領は、新型コロナ禍からの回復やインフラ整備、次世代産業の育成など、経済分野で足跡を残した。一方で、巨額の財政出動は、激しい物価高(インフレ)を助長した面がある。米国民の大半はバイデン氏の経済政策を高く評価しておらず、実績を十分に伝えきれないままでの撤退となる。バイデン氏は21日、撤退を表明した声明で「100年に1度のパンデミックと、大恐慌以来の経済危機を、我々は共に乗り越えた」と米国民に語りかけた。