【給食】廃棄予定のパン持ち帰り懲戒免職 「重すぎる」判決受け、取り消しへ
勤務先の名古屋市立小学校から検査用に保存されていたパンなどを持ち帰った女性の懲戒免職処分を取り消すよう命じた名古屋地裁判決を受け、市教育委員会は5日、控訴しない意向を明らかにした。市教委は女性の意向を確認した上で、復職の手続きや免職中の給与支払いを進める。判決などによると、給食の調理員だった50代の女性は2022年2月、勤務先で冷凍保存されていたパン2個と油揚げ2袋を自宅で食べるために持ち帰ろうとし、「公金物の窃取」として同5月に懲戒免職となった。