官製ファンドからの出資直後「不適切会計」公表 株急落で巨額含み損
官製ファンド「産業革新投資機構(JIC)」が支援する企業が、JICから約40億円の出資を受けた直後に不適切な会計処理を公表し、株価が急落する事態を招いていた。JICは巨額の含み損を抱えることになったが、損害賠償は請求しない方針だ。公的資金を扱う組織としての対応が問われる。岸田政権の肝いり政策
この投資は今年2月にJIC傘下のスタートアップ育成ファンドが、エネルギー関連会社「エネチェンジ」(本社・東京)の第三者割当増資を引き受ける形で実行した。