【こども家庭庁】「無理心中」は虐待だと知って 子ども635人が過去約20年で犠牲
約20年間で635人が犠牲に。これは、保護者らが自殺を図る際に子どもを殺害する「無理心中」で亡くなった子どもの人数だ。こども家庭庁が調査した。同じ期間の児童虐待死者数(1655人)の約4割を占める。識者は「『無理心中』は児童虐待だという認識が社会に薄く、再発防止策も進んでいない」と指摘する。こども家庭庁は、子どもが被害に遭う「無理心中」について、「保護者がこどもを殺害するという態様に照らせば、虐待による死亡」と位置づけ、死亡児童数などを毎年調査している。