【一票の格差】昨年の新区割り衆院選、高裁の「合憲」判断9件に 秋田と名古屋も請求棄却
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昨年10月の衆院選は最大2・06倍の「一票の格差」を是正せずに行われ憲法違反だとして、秋田、岐阜、愛知、三重4県の有権者らが計28選挙区の選挙無効を求めた訴訟2件の判決で、仙台高裁秋田支部(斉木利夫裁判長)と名古屋高裁(吉田彩裁判長)は19日、いずれも「合憲」と判断し請求を棄却した。2つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした計16件の訴訟で、19日までに出た判決9件は全て「合憲」で請求棄却となった。