30年ぶり「野党委員長」に存在感…見せ場演出の安住衆院予算委員長、立民内の抵抗路線は抑える

2025年度予算案の審議を巡り、立憲民主党の安住淳・衆院予算委員長は30年ぶりの「野党委員長」として独自の存在感を発揮した。自民党旧安倍派の会計責任者の参考人招致などで野党の見せ場を作った一方、立民内の抵抗路線を抑え、採決に向けた落とし所を探る役割も担った。予算案の修正案が衆院予算委員会の採決で可決された後、安住氏は「与野党伯仲の時代のあるべき国会の姿を、国民に見ていただくことができた」と記者団に胸を張った。