【植物生理】乾燥下のスイカ、根伸ばす遺伝子 アフリカで発見/ボツワナ農務省と奈良先端大
アフリカに自生するスイカから、乾燥した環境でも根が伸びるのを促す働きを持つ遺伝子を、奈良先端科学技術大学院大の横田明穂教授(植物分子生理学)らのチームが24日までに発見した。遺伝子を他の農作物に応用すれば、乾燥に強いイネやトウモロコシなどの開発が期待できるという。共同研究したボツワナ農務省と奈良先端大が、日本たばこ産業(JT)にこの遺伝子の使用を認めるライセンス契約を結び、JTが実用化を目指し研究を進める。