【エピゲノム】人工スイッチを使った遺伝子コントロールに成功/京都大
京都大のグループは人工の化合物を使い、遺伝子DNAのスイッチを直接入れることに成功した。iPS細胞(人工多能性幹細胞)に類似した細胞をつくることもできた。ウイルスなどを使わず、人工の化合物だけでDNAの働きを促したのは初という。英科学誌サイエンティフィックリポーツで24日発表した。約2万個の遺伝情報が書き込まれているDNAはトイレットペーパーの芯のような形のたんぱく質に固く巻き付けられていて、その内容が読めないようになっている。