【細菌学】多剤耐性菌や歯周病菌のたんぱく質分解酵素の立体構造を解明 新薬開発につながると期待/岩手医科大・JAXAなど
多剤耐性菌の「急所」解明=古川さんの宇宙実験で-岩手医大など抗生物質が効かない多剤耐性菌や、歯周病菌の一部はたんぱく質をエネルギー源にしているが、岩手医科大と宇宙航空研究開発機構などの研究チームは16日までに、これらの菌が持つたんぱく質分解酵素の立体構造を解明した。国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で古川聡さんが行った実験を基にした成果で、この酵素の働きを抑える新薬開発につながると期待される。