【古生物学/神経科学】色覚は3億年以上前から存在か、太古の時代の魚の目の化石が示唆
地球に大陸が1つしかなかった太古の時代の魚の目の化石が、色を認識する視覚が3億年以上前から存在していることを示唆しているとした研究論文が23日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)で発表された。熊本大学(Kumamoto University)などの研究チームは、恐竜が現れるはるか以前に生息していた棘魚(きょくぎょ)の一種の化石を分析し、光を感受する「棒状」と「円錐状」の視細胞を発見した。