【薬理学/細菌学】新たな抗生物質「テイクソバクチン」を画期的手法「iChIP」で開発、耐性菌問題に突破口か
【AFP=時事】(一部更新)薬剤耐性菌の問題を相殺し得る新しい抗生物質を画期的な手法で開発したと、欧米の研究チームが7日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。既にマウス実験は終了し、5~6年後には臨床試験が始まる見込みで、細菌感染症の治療における突破口として期待がかかる。研究チームは「iChIP」と呼ばれるスクリーニング手法を用い、人工的な環境での培養が難しい土壌中の細菌を培養することで、自然界に存在する抗菌化合物を発見し「テイクソバクチン」と名付けた。