【進化生物学】ボノボは100~180万年前にコンゴ川を渡り、独自の進化を遂げた 京大
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ボノボはどのようにしてコンゴ川左岸に分布するようになったのか -ボノボとチンパンジーの分岐再考- — 京都大学
Pan属の分布とボノボの移入経路
京都大学の竹元博幸研究員・川本芳准教授・古市剛史教授は、ヒト科の進化の舞台と種分化の過程に関する新しい説を提唱した。アフリカのコンゴ川は、右岸北側に生息するチンパンジーと左岸南側に生息するボノボの分布域を隔てる明瞭な地理的障壁となっているが、これまでボノボがなぜコンゴ川左岸の熱帯林に分布しているのかは、わかっていなかった。