【エネルギー技術】液体金属流から電気エネルギーを取り出せることを解明 電子の自転運動を利用した新しい発電へ 東北大など
日経プレスリリース
液体金属が発電する仕組み
東北大金属材料研究所の斎藤英治教授(物性物理学)のグループは2日、細い管に液体金属を流すだけで微弱な電気が発生することを突き止め、実際に電気を取り出すことにも成功したと発表した。大学院生の高橋遼さん(27)が原理を発見した。グループは、石英でできた直径0.4ミリの管に液体金属の水銀やガリウム合金を秒速2メートルで流し、1000万分の1ボルトという極めて微弱な電気を取り出した。