【細胞生物学】上皮細胞の微小管配向の謎を解明 微小管結合タンパク質CAMSAP3が重要な働き
要旨
理化学研究所(理研)多細胞システム形成研究センター高次構造形成研究チームの竹市雅俊チームリーダー、戸谷美夏研究員らの研究グループ※は、細胞生物学分野において1989年の発見以来、謎であった上皮細胞に特有な微小管の配向の仕組みを解明し、その細胞構築における役割を明らかにしました。上皮細胞[1]は多くの臓器の主成分で、細胞内物質の分泌や細胞外からの物質の吸収など、さまざまな重要な働きをしています。