【生態学/分類学】大西洋の深海で世界最深の鯨骨生物群集を発見 化学合成生物群集の分散と進化の謎を解く鍵 「しんかい6500」の成果
概要
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」)東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチームの北里洋プロジェクト長、海洋生物多様性研究分野の藤原義弘分野長代理らの研究グループは、サンパウロ大学海洋研究所、バレ・ド・イタジャイ大学、日本大学生物資源科学部、フルミネンセ連邦大学の研究者と共同で、2013年4〜5月にJAMSTECの有人潜水調査船「しんかい6500」(以下、「しんかい6500」)により、これまでの中で最も深い水深4,204mの海底で鯨骨生物群集(クジラなど大型海生哺乳類の遺骸に生息する生物群)を発見し、それらの生物について分析を行いました。