【分子系統学】28年ぶり新種のチョウ見つかる、アラスカ 博物館の標本から判明、アラスカ固有種か
博物館にあるチョウの標本を整理していた科学者が、驚くべき発見をした。これまで普通種の変種と考えられていたチョウが、実はまったくの新種であったことが明らかになったのだ。進化の過程にも興味深い点があり、さらにこのチョウは、地球上でアラスカにしかいない固有種であるかもしれない。3カ国の8人の科学者からなる研究チームは、米国アラスカ州で28年ぶりに発見された新種のチョウに「タナナ・アークティック(Tanana Arctic)」という英名と「Oeneis tanana」という学名をつけた。