【材料科学/エネルギー技術】炭素材料の温度差発電性能を食塩の添加により飛躍的に向上 実用化水準の耐久性をもつ熱電発電シートを開発
【概要】
奈良先端科学技術大学院大学(奈良先端大、学長:小笠原直毅)物質創成科学研究科 光情報分子科学研究室の河合 壯(かわいつよし)教授、野々口斐之(ののぐちよしゆき)助教らは、世界最高水準の発電性能と耐久性を有するフレキシブルな熱電発電(温度差発電)シートを開発しました。特に高耐久化の問題を改善するため、材料のカーボンナノチューブに食塩などを添加することにより、出力特性が従来の約 3 倍に向上したうえ、150 度の温度で1ヶ月以上の性能保持を実現しました。