【技術】3次元物体表面に多層カーボンナノチューブを成長させる簡便な方法を開発
ポイント
•大気中での簡単な表面処理により、CNT成長に必要な触媒の担持層を成膜• 複雑な形状で大型の3次元物体の表面に、多層CNTを成長させることが可能• 次世代光学機器用の遮光材の開発や放射温度計校正用の標準光源の高度化への貢献に期待
概要
国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)物質計測標準研究部門【研究部門長 藤本 俊幸】 熱物性標準研究グループ 渡辺 博道 主任研究員、物理計測標準研究部門【研究部門長 中村 安宏】石井 順太郎 副研究部門長は、株式会社マイクロフェーズ【代表取締役 太田 慶新】(以下「マイクロフェーズ」という)と共同で、多層カーボンナノチューブ(CNT)を、金属や炭素材料からなる3次元物体の表面に成長させる方法を開発した。