【天文学】銀河団ガスの動き検出=「ひとみ」試験観測中の成果-JAXA
打ち上げ後1カ月余りで破損し、運用継続を断念したX線天文衛星「ひとみ」が試験観測期間中に取得したデータから、銀河が集まった銀河団中心部の高温ガスの動きが、予想よりも穏やかであることが分かった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの国際研究チームが6日付の英科学誌「ネイチャー」に発表した。今回の観測に使用した軟X線分光検出器(SXS)は想定以上の観測精度だったといい、研究チームの大橋隆哉首都大教授は「このまま終わらせるのは惜しい。