【医学/生化学】コレステロール吸収に関与する蛋白質の機能を解明 非アルコール性脂肪肝炎と動脈硬化の革新的治療薬開発に期待
本研究成果のポイント
•蛋白質TTC39Bの機能を阻害すると、コレステロール・酸化ステロールの吸収や蓄積が抑制され、非アルコール性脂肪肝炎※1 や動脈硬化が改善することを解明•現在非アルコール性脂肪肝炎に有効な治療薬はなく、新治療薬開発が待ち望まれている•非アルコール性脂肪肝炎と動脈硬化の両方に有効な革新的治療薬開発に道筋概要
大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学/保健センターの小関正博助教、米国コロンビア大Alan R. Tall教授らの研究グループは、蛋白質TTC39Bの機能を阻害すると、コレステロール・酸化ステロールの吸収・体内への蓄積が抑制されることを、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)や動脈硬化症のマウスモデルを用いて、世界で初めて明らかにしました。