【神経生物学】髄鞘形成に関わる新規分子機構の発見 コンドロイチン硫酸鎖の新たな役割/基礎生物学研究所
髄鞘形成に関わる新規分子機構の発見 ~コンドロイチン硫酸鎖の新たな役割~
基礎生物学研究所 統合神経生物学研究部門ではこれまで、タンパク質チロシンホスファターゼに属するPTPRZが脱髄疾患(多発性硬化症)や脳腫瘍(グリオーマ)に対する創薬ターゲットになることを報告してきました。コンドロチン硫酸(CS)は、膜タンパクや分泌タンパク分子に結合して、プロテオグリカン(PG)と総称される糖タンパク質として生体内に存在しています。