【神経科学】「脳の地図」、構造・機能で180の領域に 米グループ
構造や働きによって脳を180の領域に分けた「地図」を作製したと、米ワシントン大のグループが英科学誌ネイチャーに発表した。米国の脳研究の国家プロジェクトの一環で、これまでの地図より解像度が高い。今後、多くの研究者に利用される基盤情報となり、脳の働きや病気の研究に役立ちそうだ。健康な男女210人の脳について、磁気共鳴画像(MRI)を使い、構造や神経のつながり方、刺激を与えた時や休んでいる時の血流の変化など複数の解析法で詳細に調べた。