【宇宙】「満月」に吹く「地球からの風」 地球から流出し月に到達した酸素の直接観測に成功!/大阪大
「満月」に吹く「地球からの風」 地球から流出し月に到達した酸素の直接観測に成功!
本研究成果のポイント
・月周回衛星「かぐや」の観測データを解析し、月に地球起源の高いエネルギーの酸素イオンが到達していることを発見・長年謎であった月表土の複雑な酸素同位体組成を理解する画期的な知見を獲得・今後、多くの人々の自然観や科学観に大きな影響を与える可能性がある概要
大阪大学大学院理学研究科の寺田健太郎教授が率いる共同研究チーム(JAXA 宇宙科学研究所、名古屋大学)は、月周回衛星「かぐや」※1 搭載のプラズマ観測装置※2 を用い、太陽活動によって地球の重力圏から流出した酸素が、38万km離れた月に到達していることの直接観測に成功しました。