【地球物理】熊本地震後に内牧温泉で温泉が出なくなった原因 地下50メートルの地層が北西方向に1.5メートル横滑り/九州大学
内牧温泉の源泉「熊本地震で枯れていない」
九州大の辻健准教授(地球物理学)らの研究グループは20日、熊本地震後に熊本県阿蘇市の内牧温泉で旅館などの温泉が出なくなった原因について、「地下約50メートルの地層が液状化で横滑りし、温泉をくみ上げる井戸が壊れた」との調査結果を発表した。井戸の横を掘ると温泉が湧き出たといい、辻准教授は「地層深くの源泉が枯れていないことを学術的に確認できた」と話している。