【生物】ゾウムシが硬いのは共生細菌によることを解明 チロシン合成に特化し、外骨格の硬化・着色に必須な共生細菌/産総研
発表・掲載日:2017/09/19
ゾウムシが硬いのは共生細菌によることを解明-チロシン合成に特化し、外骨格の硬化・着色に必須な共生細菌-ポイント
・ゾウムシ4種の共生細菌ナルドネラの極小ゲノムの配列を決定、解析・アミノ酸の一種であるチロシン合成に特化し、ゾウムシ外骨格の硬化・着色に関与・共生細菌の新規機能の解明のみならず、新たな害虫防除法開発のシーズとして期待概要
国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門【研究部門長 田村 具博】深津 武馬 首席研究員(兼)生物共生進化機構研究グループ 研究グループ長、産総研・早大 生体システムビッグデータ解析オープンイノベーションラボラトリ【ラボ長 竹山 春子】(兼)生物プロセス研究部門 生物共生進化機構研究グループ 安佛 尚志 主任研究員、生物共生進化機構研究グループ 森山 実 主任研究員らは、放送大学、九州大学、鹿児島大学、京都大学、東京大学、沖縄科学技術大学院大学、基礎生物学研究所と協力して、ゾウムシ4種の細胞内共生細菌ナルドネラの全ゲノム配列を決定し、アミノ酸の一種であるチロシンの合成に特化した極めて小さいゲノムであることを解明した。