【考古学】黄金の馬頭像を初公開、古代ローマの辺境で出土 古代ローマとゲルマンの意外な関係を示唆
10年近くにおよぶ法廷闘争を経て、2億円相当とも言われる古代ローマ彫刻が初めて一般に公開された。紀元1年に作られた実物大の馬の頭部像だ。黄金で覆われた、重さ13キロのブロンズ像は、貴重な古代ローマの芸術作品であるだけではない。この像は、現在のドイツ、フランクフルトに近い古代ローマ人居住地「ヴァルトギルメス」で発掘されたことから、2000年前のローマとゲルマニアの物語に新たな展開をもたらそうとしている。