【古生物】骨格と足跡から歩行法を復元 恐竜以前の古代生物が高度な歩き方、研究者驚く
3億年近く前の地球に、小型犬ほどの大きさの「オロバテス・パブスティ」(Orobates pabsti)という風変わりな生物がいた。ほとんどの人は初めて聞く名だと思うが、科学者の間では、爬虫類、恐竜、鳥類、哺乳類の、最後の共通祖先に近いところに位置づけられる重要な古生物として知られている。1月17日付けで学術誌『ネイチャー』に発表された研究で、この古生物が陸上をどんなふうに歩いていたかが判明、想定以上に高度な歩き方をしていたことがわかった。